『プログラムはこうして作られる』という本がとても良かった話
プログラミングの勉強をしよう、と漠然と考え始めたタイミングで、買って本当に良かった!と思っている本があるので
せっかくブログを始めたわけだし、おすすめポイントや感想を記事に書こうと思います。
プログラミングの勉強を始めるとき一番最初に読んだ本
この本を選んだきっかけ
『プログラミング 勉強』で検索していろんなサイトを読み漁っていたとき
プログラミング言語を勉強する前に、まずはプログラミングの思考法を学ぶとスムーズに勉強できる
と書いている方がいて、そこで紹介されていた本がこの本でした。
Amazonで検索して、口コミの評価もなかなか良い感じなので購入することに。
こんな人におすすめ
- プログラミングって何?というレベルで超初心者
- プログラミングを勉強してやりたいことがまだハッキリ決まっていない
これをやりたいとか、そのためにこの言語を勉強したいとか、はっきり決まっている人も、もちろん役立つ本だと思います。
でも、私のようにやりたいことがしっかり決まっていなくて、ただ漠然と「プログラミングの勉強がしたい」レベルの人にはぴったりの本だと感じました。
『プログラムはこうして作られる』という本の良かったポイント3つ
1. 日本語のプログラミング言語「sunaba」がとっつきやすい
この本で使う言語は「sunaba」という日本語のプログラミング言語。
著者の平山尚さん(元・株式会社セガのプログラマで、現在は面白法人カヤックに在籍している)が作ったオリジナルの言語で、この本を使って勉強するためのプログラミング言語です。
例えば『〜ならば』とか『〜なかぎり』のように、日本語でプログラムを書いていくのです。
日本語というだけで使い方を覚えやすいし、苦手意識というのが芽生えにくい。さらに、できることが限られているので、たくさん覚える必要はないです。
著者もたくさんの知識を詰め込むような書き方をしません。その時点までに覚えた必要最低限の知識と機能で、どうやってプログラムを書いていくか?という面白さもあります。
2. ゲームが少しずつ完成していく中で身についていることが実感できる
この本では、『sunaba』という言語を使って、テトリスを作ります。テトリスがどんなゲームなのか分からない、という人はかなり少ないと思います。(と書いてみたけど、知らない人もいるのかな…最近の若い子は知らない?)
本を読み始めた最初の頃は四角を書くことすらできなくて。でも、そこから四角を並べたり、落としたり、消したり、操作したり…。どんどん新しいことを学んで、できることが増えていくのです。
テトリスが少しずつ完成していく中で、できるようになったこと、身についたことが実感できる。プログラムを書いて動かすのって楽しいな、と思える。この気持ちを味わうことができるのが、この本の素敵なところです。
この気持ちを多くの人たちに味わってほしい!
3. この本を読了した後、どうする?も書いてくれている
『プログラムはこうして作られる』という本を読み終わった後、どうする?というまとめの章がとてもありがたいです。
この本では、テトリスを作りながら「プログラムを書く上での思考法を学ぶ」というのが目的とされているのですが、今後プログラミングを勉強していく上でも、仕事や人生でも活かせそうな思考法についてまとめられているのです。ここは定期的に、忘れないように何度でも読みたい。
そして、さらに進むためにどうする?ということも書かれています。実用言語はこんなものだよ、こんな部分が大変だよ、というところも含めて。
ただテトリスを完成させて終わり、あとは頑張ってね!という本ではないところがほんとうに素敵。この先に進むための背中を押してくれるような、あたたかみのある終わり方が好きです。ぜひ最後まで読んでほしい。
プログラム初心者には最適すぎる良書
私はこの本を読みながら「sunaba」という言語を使ってテトリスを完成させて、本を最後まで読んだ時、達成感で思わず泣きました。
それくらい、頑張った。
難しいところもあったし、何度も読み返したし、うまく動かなくて書いたプログラムを上から何度も読んだこともあった。それらの経験も含めて、この本を最後まで読んだということが、ものすごく自信に繋がりました。
そして、この達成感をまた味わいたい!もっと勉強していろんなものを作れるようになりたい!と思ったのです。このモチベーションってとてもありがたいことだと思う。
プログラムはこうして作られるプログラマの頭の中をのぞいてみよう
- 作者: 平山尚(株式会社セガ)
- 出版社/メーカー: 秀和システム
- 発売日: 2013/09/25
- メディア: 単行本
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これからプログラムを勉強したいと思っている方は、ぜひ手にとってみてください。